2006年05月15日

ワールドカップ5大会分のストーリー 

TV中継もされ、国民の高い関心を集めたサッカー日本代表の発表。

そこには、ここに至るまでの国民皆が共有してきた多くの「ストーリー」がありました。

それは、Jリーグ誕生からはじまり、ドーハの悲劇、クラブチームの消滅、フランス大会出場、カズの代表落選、日韓大会開催、中国でのアジアカップ優勝、北朝鮮との無観客試合・・・

ロボットが本格的に普及するまでに、ワールドカップ5大会分くらいはかかることを考えると、その間にたくさんの「物語」を紡ぐことが必要です。

すでに我々は、歩き、走るASIMOの姿を、愛されながらも、挫折したAIBOの姿を、地道に働くルンバの姿を、見てきました。

今後も多くの失敗と少しの希望を繰り返しながら、ロボットは少しずつ生活の中に入ってくるでしよう。

皆が共有できる多くの「物語」を通して、研究者と国民が共にロボットと暮らす生活を考えていくことが、大切です。

代表に最後に選ばれた巻選手は、代表に選ばれるのは厳しいという声が多い中で、どのようにモチベーションを保っていたかという質問に答えて、

「もちろん僕も厳しいというのはすごくわかっていました。
でも、本当に多くの人が僕のことを期待してくれて、町でも『頑張れ』と 声をかけてくれました。
そういう応援が僕の支えになりましたし、そのなかで僕自身があきらめてしまったら、そういう周りの人たちにも失礼だという気持ちがありました」

そして、
「改めて、努力というものは人を裏切らないんだなと感じました」

Road to Robotic Lifestyle 2025.
泥臭く、アグレッシブに、前へ進んでいくしかありません。

参考 :
オシムコミュニケーション 2/22の項
オシムモチベーシヨン  2/23の項
posted by カーサ at 22:24| Comment(0) | TrackBack(2) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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