2012年05月31日

日本人の幸福

自分で起業して思うのは、さまざまな「休み」の理由により、なんて仕事が進まないのだろうということ。

週休2日にはじまり、春の大型連休、年間15日もある国民の祝日、お盆休み、年末年始休暇、年度末有給消化、予算施行の遅延 ・・・

こちらは24時間365日の稼動体制でいるのに、「休まれる」ことで、その都度、仕事の流れや勢いが止められてしまう。

なにごとも皆一緒という日本人独自の感覚もあると思いますが、それにしても、と思います。

民主党は観光の振興を通じて地域経済の活性化や個人消費の拡大を図るため、秋に土曜日と日曜日も合わせた5連休を設ける方向で法改正の検討に入るようですが、これ以上、お金を使わすために一斉に休ませなくてもいいではないかと思います。

個人差はあるにせよ、ずっと現役で働き続けられる社会の実現こそ、日本人とっては幸せなことなのではないか。

現役のまま100歳で亡くなった新藤兼人監督は、独立プロであるがゆえに、映画制作資金に大変苦労する生活を過ごされたと思いますが、それでも誰もが「きっと幸せな人生だったのだろうな」と思う大往生だったのではないでしょうか。

対価の会心 (2009.4.22)

posted by カーサ at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | エトセトラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月15日

大地の如き舞踊

先日、「ローザンヌ国際バレエコンクール」※の決選の模様が放送されました。

優勝した菅井円加の舞踊。
ニュースでは知っていましたが、他の出場者の舞踏と比較すると、力が抜きん出ていることが、良くわかりました。

それは、これまでの、例えば「白鳥の湖」に代表される、優美でしなやかで、ガラスのような繊細なイメージとは異なり、
力強く、のびやかで、情感のこもった表現と、
大地からの沸き出たような、生命力に満ちあふれた演技。

なにより、観客の心をぐっと引き寄せ、是非Liveで観てみたい!と思わせる「個」の力を感じさせます。

「次世代のバレリーナ」とTV解説で評していましたが、まったく同感です。
これからどんな成長をするか、とても楽しみです。


※15〜18歳だけが参加できる若手の登竜門として知られ、クラシック・バリエーションとコンテンポラリー・バリエーションの2つの課題で競う。
2011年は予選(映像審査)に30カ国226人が応募。本選には19カ国・79人が参加し、決選に21人が進出。日本の高校2年生・菅井円加がスカラシップ賞(最高賞)とコンテンポラリー賞を受賞した。
posted by カーサ at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月13日

「一発勝負」こそ

柔道のロンドン五輪日本代表選手発表会。

候補選手たちが一堂に会した会場の雰囲気は、TV中継の画面からも相当重い空気であることが伝わってきました。
代表選手名が発表されても、選手は誰ひとりニコリともせず、厳しい表情のままでした。

それはひとえに、直前に行われた全日本体重別選手権での結果ではなく、これまでの成績なども考慮されて代表が決定される複雑な選考方法にあります。

オリンピックの代表選考があるたび、柔道やマラソン、フィギュアスケートなどで、オリンピックのメダルを取れる確率が高いとか、外国人に相性が良く、国際試合に強いとか、様々な非難があるにも関わらず、「総合的に比較、勘案して」決まるケースが多いは、何故なのでしょう。

競技団体からすれば、オリンピックでの成績や人気度が、その後の国からの強化費や補助金、企業からのスポンサー費に大きく影響するため、なるたけ「安全牌」な選手や国民に人気のある選手でいきたいわけですが、勝ち負け以外の不純な思惑や大人の事情が見え隠れするのは、見ていて気持の良いものではありません。

日々厳しい練習に励み、世界の強豪相手に誰よりも勝ち負けにこだわるトップアスリートにとって、勝負に勝った者だけがオリンピックに出場できる「一発勝負」こそ、誰もが納得できる唯一の決定方法のはず。
(有力選手をシードした上でグループリーグを行い、その上位者でトーナメント戦を実施して、代表者を決めるサッカー方式もありと思います)

それにしても、ロンドン五輪柔道日本代表選手を発表した強化委員長、TVで見ていて怒りを覚えるほど、非常に不快でした。

○○kg級の「キログラム」をちゃんと言えない、選手の名前が読めないなど(記者から失笑がもれていた)、代表に選ばれるかどうか、心臓が飛び出るほど緊張しているだろう選手や関係者に大変失礼だし、こんな人たちによって代表が選ばれたと思うと選手もやりきれない気持ちになったのでは。

競技団体の資質が問われます。

イケイケ塚田とすばらしき面構え (2010.4.19)
posted by カーサ at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月02日

ロボティック・ライフスタイル・ニュースクリップ 2012.4

2012年4月のロボティック・ライフスタイルニュースをまとめて。。。

<ロボティック システム>

・ピーク時電力の20%以上の節電を可能とする電力マネジメントシステムを開発(鹿島)
・建設重機10台を遠隔操作できる「無人化施工システム」を開発(鹿島)
・「ヘッドケアロボット」の試行運用を開始(パナソニック)

ロボティック・ライフスタイル・ニュースクリップ 2012.3 (2012.3.31)

posted by カーサ at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット・ニュースクリップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする