2008年07月16日

生き馬の目を抜く

今月3日、6年間にわたってコロンビア革命軍(FARC)に人質にされていたフランス国籍の元大統領候補イングリッド・ベタンクールさんが、他の人質15人と共に、政府軍によって電撃的に救出されたというニュース。
驚いた方も多かったと思います。

2児の母親であるベタンクールさんは、1994年にコロンビア下院議員に当選し、2002年にコロンビアの大統領候補になりますが、現職大統領の汚職を告発したことで命を狙われ、選挙を目前に誘拐されてしまいます。

ジャングルでの監禁生活は、過酷を極め、食事はほとんどがコメとマメ、衣類の支給もほとんどなく、夜は地面に防水布を敷いて寝かされ、
裸足のままでの密林移動、首をくいに鎖でくくりつけられることもあったといいます。

2003年、当時内相だったサルコジ大統領が、極秘に仏軍機をコロンビアに送り込み、ベタンクールさん救出作戦を試みましたが、失敗に終わっています。

この電撃救出作戦のお株を奪うのが、生き馬の目を抜くハリウッドの映画界。

ハリウッド・レポーター紙※によると、ベタンクールさんの救出劇の映画化がもう決まったそうです。

ドラマチックなベタンクールさんの人生は、確かに映画のようだと思いましたが、それにしても ・・・

北朝鮮の観光地、金剛山(クムガンサン)で韓国人女性観光客が北朝鮮兵士に射殺された事件も、早々に映画化(こちらは韓国映画として)されそうですね。

※製作はヴァーティゴ・エンターテイメントとコロンビアのテレビ局など。監督は映画『unknown/アンノウン』のサイモン・ブランド。

参考: 毎日新聞 (7月3日)、産経新聞 (7月4日)、シネマトゥデイ (7月16日)

秋の夜長に観てみんとす (2007年9月30日)
posted by カーサ at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | エトセトラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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