驚いた方も多かったと思います。
2児の母親であるベタンクールさんは、1994年にコロンビア下院議員に当選し、2002年にコロンビアの大統領候補になりますが、現職大統領の汚職を告発したことで命を狙われ、選挙を目前に誘拐されてしまいます。
ジャングルでの監禁生活は、過酷を極め、食事はほとんどがコメとマメ、衣類の支給もほとんどなく、夜は地面に防水布を敷いて寝かされ、
裸足のままでの密林移動、首をくいに鎖でくくりつけられることもあったといいます。
2003年、当時内相だったサルコジ大統領が、極秘に仏軍機をコロンビアに送り込み、ベタンクールさん救出作戦を試みましたが、失敗に終わっています。
この電撃救出作戦のお株を奪うのが、生き馬の目を抜くハリウッドの映画界。
ハリウッド・レポーター紙※によると、ベタンクールさんの救出劇の映画化がもう決まったそうです。
ドラマチックなベタンクールさんの人生は、確かに映画のようだと思いましたが、それにしても ・・・
北朝鮮の観光地、金剛山(クムガンサン)で韓国人女性観光客が北朝鮮兵士に射殺された事件も、早々に映画化(こちらは韓国映画として)されそうですね。
※製作はヴァーティゴ・エンターテイメントとコロンビアのテレビ局など。監督は映画『unknown/アンノウン』のサイモン・ブランド。
参考: 毎日新聞 (7月3日)、産経新聞 (7月4日)、シネマトゥデイ (7月16日)
秋の夜長に観てみんとす (2007年9月30日)