「シャクルトンクレーター」は、月の南極点にあり、アイルランドの探検家アーネスト・シャクルトンにちなんで名づけられたもの。
アーネスト・シャクルトンは、1914年にエンデュアランス号で南極に向け出航しましたが、南極大陸まで320kmの地点で氷塊に阻まれ、身動きが取れなくなります。
その後、氷の圧迫でエンデュアランス号が崩壊したため、徒歩とボートで約500km離れたエレファント島に上陸。
救済を求め、数名の隊員と共にボートで荒れ狂う南氷洋をサウスジョージア島を目指します。
1000km以上航海し、やっとの思いでサウスジョージア島に到着したシャクルトンは休む間もなく2名の部下と共に未踏の山脈を越えていきます。
そして遂に捕鯨基地にたどり着くと、エレファント島に残した隊員を救うため、外国の船を借り受け、全隊員の救出に成功します。
その想像を絶する苦難を思えば、たいがいの「困難」などなにほどのことでもない、といつも思います。
そんなシャクルトンの名を冠したクレーターです。
地中には必ずや氷は存在する、そう信じたい。
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黒いヴェルベットのスクリーン(2006.10.20)
レーダサウンダーが不調となり残念です。
溶岩チューブ(トンネル)が見つかると期待して
いました。