2008年12月22日

ロボット実用化の大黒柱につき、

(つづき)
マンチェスター・ユナイテッドの優勝で幕を閉じたFIFAクラブワールドカップ。

その大スポンサーであるトヨタは、サッカーを始め、スポーツ競技、文化芸術、環境活動など世界中のあらゆる分野、さまざまな地域の活動を支援しており、また、さまざまな分野、活動から支援を依頼されています。

ロボット分野でもトヨタへの期待は非常に大きく、日本ロボット工業会、東大IRT機構をはじめ、全国の産業振興団体などからさまざまな協力を要請され、「トヨタ頼み」の傾向は年々強まっています。

トヨタ自身もロボットを研究開発するだけの「研究所」ではなく、事業として利益を出すことが求められる「パートナーロボット部」を立ち上げ、早ければ2010年中での介護支援ロボットの実用化を明らかにしており、2009年初頭には、愛知県豊田市に建設した50m×70mのロボット専用棟に、これまで分散していた事業部スタッフを集約して、100人体制で介護・医療支援、家事支援、工場内作業支援、パーソナル移動支援の4つの領域でのロボットの開発と実用化に取り組むことになっています。

事業部の当初予算は約50億円。これまで発表されてきたパーソナル移動支援「Winglet」や施設案内「ロビーナ」をはじめ、未発表のさまざまな研究開発ロボットの中でどれが事業として成り立つか、2009年3月末を目途に精査していくことにしています。

ロボット関係者の期待と希望を一身に受けるトヨタですが、ここに来てアメリカの金融危機に端を発した世界的な景気減速で、2009年3月期の営業利益が30%減になることを発表しました。

パートナーロボット部の予算も発足当初は100億を予定していたようですが、それが50億となってしまったいきさつがあり、トヨタ本体が今年度減収減益となることから来年度の事業部予算の縮小も避けられない状況かもしれません。

それでも、ロボットビジネスが立ち上がるか否かの鍵は、大黒柱のトヨタがどれだけ踏ん張れるかにかかっています。
今のところロボットを実用化しても「事業」として収益が出るまでに一体どれくらい時間がかかるのかまったくわからないだけに、景気減速が鮮明になる中、トヨタがどのような判断を下すのか、2009年の動向が注目されます。
posted by カーサ at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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