2006年01月04日

上方の男 江戸の女

年末年始、今年もテレビ特番の多くがお笑いバラエティでした。
テレビで活躍している芸人の出身地で一番多いのはやはり関西でしょうか。海外旅行に行ったときに、たまたま出会った日本人が関西出身者だとその人数以上に多くの日本人に会ったという印象になるのと同じで、実際は押しの強い関西弁がそう印象づけているだけかもしれません。

今年は、「いつでも、どこでも」のユビキタス元年になるといわれています。携帯やさまざまなウエラブル製品を使った便利なサービスもはじまることでしょう。
それはまたユビキタス機器を身につけている限り、情報にさらされ、監視されることでもあります。
会員登録したサイトから週に何度もメールが送られて来るだけでもうんざりするのに、街中や店の前を通るたびに様々なセールス情報や位置確認信号にさらされると思うと、便利さよりもうっとうしさを感じるかもしれません。

ホームロボットには、一方的な情報伝達ではなく、「必要なときにだけやってくる」、「必要なときだけ役立つ」、「必要なときだけ話相手になる」、そういう「気遣い」が求められるのではないかと思います。
それは時代小説に出てくる江戸の女のような、普段は多くを語らないけれど、さりげない立ち振る舞いや言動にによって相手を気遣う存在。
心身ともにくつろぎを求める自宅であればなおのこと、ロボットはそうあってほしいと思うのです。
posted by カーサ at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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