2009年02月25日

弊社ならではの「逸品」

あの日産・マーチをまさかのクラシカル使用「ビュート(美遊人)」に変身させ、ランボルギーニばりのびっくりスーパーカー「大蛇(オロチ)」を造り、挙句は組み立てマイクロカーまで販売する日本で十番目の自動車メーカー、光岡自動車。

そのラインアップは、まさになんでもありのアグレッシブさです。

その光岡自動車が、またもやってくれました。
今度は新型霊柩車「ミツオカリムジン タイプ2−04」。

トヨタの「カローラ フィールダー」をベースに、よりコンパクトで、取り回しのすぐれた霊柩車とのことですが、自ら公然と"おくりぐるま"と言ってしまう無節操さ。

しかし、そのプレスリリースからは作り手の気持ちが素直に伝わり、ベタな表現ながら、なにかすがすがしい印象さえ受けます。

『「品格ある重厚な存在感は、お値打ちな価格、手ごろな取り回し易さ、低いランニングコストと安心のメンテナンスは、必ず期待に添えるものと自負致しております。
例えば弊社ならではの特徴となりますが、輸入霊柩車耐久年数の常識をはるかに超えた、長きにわたる使用をサポートするべく体制を整えております。長年の使用には機関系統のメンテナンスはもとより、存在感をかもし出す外装などの適時リフォームも大変重要になります。弊社の "おくりぐるま" は、これにより更なるリーズナブル&安心感をご提供致します』(プレスリリース原文)

そして、
『誰もが迎える「人間の尊厳ある終焉」をお見送りする、意味のある製品であり、1台1台手作りによるクルマ造りを行う弊社ならではの「逸品」と自負致しております』

従来のタイプに比べ大分控えめなこの霊柩車に乗って、ひっそりと旅立ちたいと思う人は、案外多いかもしれません。

情熱とストーリー (2007.10.29)
posted by カーサ at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | エトセトラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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