2009年06月13日

海のものとも山のものとも宙(そら)のものとも

(つづき)

先月行われた宇宙エレベーター協会のワークショップ

日本大学法学部教授の甲斐素直氏が宇宙エレベーター(SE)の法律面での課題について講演しました。

その中で氏は、
・打ち上げ時に大量の塩酸ガスを発生するロケットを用いる限り、宇宙開発と環境破壊は同義語
・中立な運営、資金調達の面からSEを国連機関として設置することの重要性
・デブリからSEを守るための宇宙新条約の必要性
などを挙げました。

そして、
SEが具体的に実現できる見通しがたった場合、関係国の利害が複雑にからむため、国連で新条約が批准されるまでには、長い年月が予想される。そのため、SEが海のものとも山のものともわからない段階での働きかけが重要になるだろう、と述べていました。


いただいたご意見につきましては、今後の検討の参考とさせていただきます (2009. 5.31)
posted by カーサ at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボティック・ミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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