経済産業省が2005年から2年間実施した「人間支援型ロボット実用化プロジェクト」をはじめ、今後もロボット技術が必要とされる分野として、介護・福祉ロボット開発に多額の予算(税金)が投じられる予定です。
そんな中、パラマウントベッドが移乗用具「リターン」を販売しました。
「リターン」は、ベッドから車いす、ベッドからトイレなどの移乗をサポートする用具(スウェーデンのRoMedic社製。重量約17kg。価格は約23万円)。ビデオはこちら。
看護・介護者は、要介護者を中腰で支えたり、持ち上げることが多く、腰痛が問題視されています。
この「リターン」は、看護・介護者の腰痛予防にも役立つといいます。
介護・福祉用具はユーザーにとって使いやすく、簡便で、低価格が理想です。
介護ロボットは、介護現場に本当に必要なのか。
ロボット技術は本当にユーザーの側に立っているのか。
多額の税金で進められる介護ロボットの開発は、大企業や大学研究室などで働く研究者の単なる「飯の種」になっているだけではないのか。
現場の声を今一度謙虚に聞く姿勢が必要です。
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