優勝したスタンフォード大学に車両を提供したフォルクスワーゲン社が、その事実をあまり公にしないのとは対照的に、コンピュータソフトウェアで協力したインテル社は、ホームページでかなり大きくこのレースをとりあげています。
現在インテル社は、ホームネットワークのプラットホーム開発に力をいれ、その Viiv テクノロジを搭載したPCを発売するとともに、すでに約50社とViiv対応のコンテンツパートナー契約を結び、家庭におけるデジタル・エンターテイメントの覇権を握ろうとしています。
グランド・チャレンジにおいてもインテル社は、スタンフォード大学と共同で自立走行システムのコンピュータ・ビジョン・ソフトウェアの開発にも参加。レース中にはエンジニアも派遣して万全の協力体制をとりました。
「車のロボット化」を見据えて、ソフトウェア搭載車両への布石と思われます。
今後、ホームネットワーク、次世代自動車、そしてロボットに至るまで、ソフトウェアプラットホームのデファクトスタンダードとして、現在のPCで起きているような「インテル 入っている」の二の舞にならなければいいのですが・・・
参考項目: グランド・チャレンジ (1/10)