この幼児2人同乗用自転車を含む、電動アシスト自転車、電動二輪車、電動立ち乗り自転車、シニアカーなど、個人が近距離移動で使う「パーソナルモビリティ」について先日まとめてみたのですが、その中でも電動二輪車(電動スクーター)が今後おもしろいと思っています。
現在、日本で走っている電動二輪車のほとんどは輸入車。しかし、昨年あたりから国内のベンチャー企業が電動二輪車の開発・販売に参入しはじめています。
そのポイントは、
・ガソリン車に比べ、構造が簡単
・インターネットやホームセンターなど、バイク店以外の流通経路で販売
・環境を前面に展開
リチウムイオン電池がまだまだ高価なこともあり、価格の安い鉛電池を使っている場合が多いため、重量が重かったり、1回の充電で走れる距離が短かったり、電池切れの際の充電設備が足りないなど、いろいろ問題はあるのですが、
昨年のガソリン価格の高騰や既存オートバイの排ガス・騒音規制強化、そしてなにより人々の環境意識の高まりを受け、電動二輪車を取り巻く市場環境は上向きになりつつあります。
かつて電動二輪車を販売していた大手バイクメーカーも来年あたりから、電動二輪車を販売する方向です。
電動二輪車や電動立ち乗り自転車(セグウェイ、ウィングレットなど)※をはじめとするパーソナルモビリティは、低炭素型都市交通手段のひとつとしても期待されています。
都議会議員選挙では、自分の選挙区を電動アシスト自転車や電動二輪車で走り回る候補者の姿が見られるかもしれませんね。
※現在、電動立ち乗り自転車は道路交通法上、公道を走行することができない。
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