本来なら1994年に完成するはずだったISSは、主に米国の事情で遅れに遅れ、2年後の2011年にやっと全体が完成することになっています。
5兆円が費やされる巨大プロジェクトですが、米国政府は2016年第一四半期にもISSを大気圏に再突入させて廃棄することを決めています。
日本実験棟「きぼう」の運用には、年間400億円が必要といわれ、今後5年間で2000億円以上の税金が使われる計算です。
なんだかなぁの「ふたつのスピカ」の主人公たちが宇宙で活躍するためには、本人たちの夢やガンバリの前に、宇宙での「有人活動」が税金のムダ使いではないことをきちんと国民に説明する必要があるでしょう。
(つづく)
宇宙を駆けるパブリシティ (2007.4.19)
品行方正な夢のなさ (2009.3.10)