2009年09月07日

ロボットの便利な言葉と、新政権の動向。

iRobot社は、1991年に設立してからさまざまなタイプのロボットを作っては、発売までしますが、まったくうまくいかず、やっと10年目にして自動掃除機「ルンバ」の実用化にこぎつけます。「ルンバ」はユーザーに支持され、世界で300万台を売り上げる商品にまで成長しました。

現在、日本の多くのサービスロボットも長い開発期間をかけて、実用化の道を模索しています。

実用化されるまでの間、ロボットのような革新的モノ作りの世界には、とても便利な言葉があります。
その名は、「実証実験」。

プロトタイプといわれる試作機を作って、街中で動かしたり、ユーザーに使い勝手を聞いたりします。

その際、取材記者から必ず聞かれる質問が、
「いつ頃実用化(発売)されますか?」

そしてその答えは、大体いつも決まっています。特に研究機関などでは。
「4〜5年後の実用化を目指します」

民主党が選挙に勝った後、まだ内閣も決まらないうちから、マスコミの報道はヒートアップしていますが、民主党も結党してからまだ10年余。

ユーザー(国民)の声(選挙)を聞いた民主党は、これからさまざまなプロトタイプ(政策)を特定の場(国会や官庁)で実証実験(官僚対策など)を行い、その成果(予算や法案)を、「実用化」していくことになるわけですが、本当にそれが有効な政策で国民に受けいれられるものなのかは、やはりやってみなければわからない部分も多く、それなりの時間がかかるはずです。国民の反応によっては改良する必要も出てくるでしょう。

国民の生活に直結する政治はロボットとは違い待ったなしですが、新政権の動向を短期的に判断するのではなく、ある程度の期間はじっくり見守る姿勢が必要だと思います。

もっとも、ロボットの開発では「4〜5年後の実用化」が言葉だけに終わることが多々あるけれど。
posted by カーサ at 20:11| Comment(0) | TrackBack(1) | ポリティクス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

ちびロボ wii
Excerpt: ちびロボ wiiの最新動画や評価レビュー、攻略情報なら「ちびロボ wii」へ!
Weblog: ちびロボ wii
Tracked: 2009-09-08 02:10