2009年09月25日

人の「痒み」がわかる

子供の頃、水疱瘡になり、そのあまりの痒さに、どうもしようもない思いをしたものでした。
「痛い」のも辛いですが、「痒い」のも相当に辛いものです。

生理学研究所が、「痒み」を感じる脳の部位の特定に成功しました。

「痛み」についてはこれまでも脳内メカニズムの研究は進んでいましたが、「痒み」については脳の反応を調べることができませんでした。「痒み」を引き起こす実験方法がなかったからです。
今回、「痒み」を電気的に刺激する方法を開発したことで、「痒み」を感じる脳の部位の特定が可能となりました。

その結果、「痛み」は「痒み」の軽いものではなく、脳内に「痒み」独自の機構が存在することが明らかとなりました。

今後、どの感覚神経によって脳内の「痒み」が引き起こされるのかが解れば、「痒み」だけに反応する脳の部位の活動を抑える飲み薬も開発できそうです。

TVのバラエティ番組で、「痒み」を電気的に刺激する罰ゲームもそのうち登場するかもしれませんね。
posted by カーサ at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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