2009年10月03日

サンバの国のオリンピック

成功するイベントの三種の神器といえば、「唯一」、「最大」、「初めて」。

多くの人が集まるイベントは、あまりごちゃごちゃ言うより、たいして内容はなくても単純な言葉がもっともパワーを発揮します。

10万人収容のスタジアムの屋根に太陽光パネルを設置し、水力・風力発電も活用することで、大会で発生する以上の二酸化炭素を削減する「カーボンマイナスオリンピック」を提唱した東京の五輪招致活動。

コンパクトで環境にも優しい、いわば「次世代型高付加価値オリンピック」を提唱したわけですが、結果は「南米初」のリオデジャネイロに決まりました。

イベントは、「お祭り」です。

小難しい「ハイテク環境の国のオリンピック」より、明るく情熱的な「サンバの国のオリンピック」のほうがやっぱり楽しそうです。

原初的なパワーの前では、説明しないとわからない高付加価値など、あまり意味をなさない。


理想のオリンピック (2006.7. 9)
新生東京オリンピック (2008.7.24)
posted by カーサ at 14:35| Comment(0) | TrackBack(1) | ロボット・アンダーワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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