2009年10月19日

泣きたくなるほど、美しい

東京国立博物館で開催されている『皇室の名宝展』。

伊藤若冲の『動植綵絵』全30幅と『旭日鳳凰図』、狩野永徳『唐獅子図屏風』、酒井抱一「花鳥十二ヶ月図」、葛飾北斎「西瓜図」などの近世絵画と、明治から昭和初期にかけての近代絵画と工芸で構成。

美しすぎる若冲の『動植綵絵』をはじめ、まさに「名宝」というのにふさわしい近世絵画に対し、職人の心意気と、時代の勢いを感じる近代工芸の数々がこれまたすばらしく、
特に並河靖之の『七宝四季花鳥図花瓶』、濤川惣助の『七宝月夜深林図額』、三代目川島甚兵衛の「春郊鷹狩・秋庭観楓壁掛」などはもう二度と作れないといわれる「すさまじい」までの超絶技巧作品。

百聞は一見に如かず。是非間近で見ることをお勧めします。


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posted by カーサ at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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