2009年10月24日

テレヤッホー!!!

3Dやバーチャルリアリティなどのデジタルコンテンツの研究成果を展示・体験できる「DIGITAL CONTENT EXPO 2009」。

手作り感覚の学生作品から企業の最先端製品まで、種々雑多な展示品の中で、学生と大学研究室のナイスな作品をいくつか ・・・

テレヤッホーシステム 伝声管山彦通信 (東京大学 廣瀬・谷川研究室)

ランプシェードのような伝声管に大声で呼びかけるとジャングルに繋がっているもうひとつの伝声管が森のやまびこをとらえ、自分の声が返ってくる。
実際、西表島に伝声管を設置し、会場に流れる鳥のさえずりや水のせせらぎは、Live 。
"ヤッホー!!!"という「やまびこ」をただひたすら待つだけというその”ばかばかしさ加減”が、スゴイ。

・「Mommy Tummy」(金沢工大学園 感じるケバブ)
 
胎児に見立てた水袋をお腹に装着することで妊娠を疑似体験できるシステム。
これまでも妊娠体験用ボディスーツを着用して、妊婦の状態を再現するものはあったが、これはエアアクチュエータやセンサー、バイブレータなどで胎児の鼓動や胎児の「蹴り」の感覚まで再現。
妊婦姿の記念写真付き疑似母子手帳も気が利いている。

・「Air Hair」(東京工業大学ロボット技術研究会 ピノール・ド・チャイ)

散髪の感覚をバーチャルリアリティで再現した作品。
マネキンの頭部にハサミを入れると実際に髪を切っているような感触。また、ヘッドホンを装着して、そこから音声と、頭の上部に取り付けられた器具から吹きつけられる「風」で髪が切られる感覚も得られる。

・「花よ、咲け」(岐阜大学 シロ)

仮想環境の枯れ木の画面にめがけて、粒状の玉を投げかけると枯れ木が満開になっていくという単純明快な作品。
画面の両側に取り付けられた2台のカメラにより、左右別々の木に花を咲かせることができる。

・「海へ」 (慶応大学 70cmの鯛)

水の中を歩いているような感覚になるバーチャルリアリティ。
長靴型のデバイスをはいて、RFID付きの川の絵柄を踏むと浅瀬からひざ下まで3段階の川の深さを疑似体験できるようになっている。
これまた単純明快な作品。


埋込み型タイムマシーン (2008.4.06)
バリアフリー、Intimateな技術の活用 (2007.7.27)
posted by カーサ at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット・エキシビション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック