その日は、「ワインツーリズム」が行われ、都心のスーパーに卸している大手メーカーから、地元でしか販売していない家族経営の醸造所まで、甲州市30のワイナリーが参加。
ぶどう畑を見ながら、ほろ酔い気分で新酒のテイスティング(試飲)をすることができました。
「ワインツーリズム」の醍醐味は、いくつものワイナリーでテイスティングすることで、自分好みのワインを見つけ出せること。
同じ甲州種を使ったワインでもワイナリーによって驚くほど味に違いがあることがわかります。
また、ワイナリーに直接赴くことで、そのワイナリーのワイン作りにかける気持ちや愛情を感じることができます。
創業100年を超えるあるワイナリーでは、社長自らぶどうの種類やワイン作りの楽しさを語り、新酒の「地ざけ」や「一升瓶のワイン」など、さまざまな自家製ワインをふるまってくれて、すっかり飲み会状態に。
いろいろな新酒をテイスティングし、自分の好みのワインを地元で購入するというのは、とても健全な気がします。
それは、ワインに限らず、日本酒や焼酎でも(酔っ払ってツーリズムになるかどうかは別にしても)同じで、地元でとれたものを地元で味わうというのがやはり一番なのだとあらためて感じました。
11月の第三木曜日午前0時に解禁されるボジョレー・ヌーボー。
その年のブドウの出来具合を確認するテスト酒を短期間でワインにしたボジョレー産の新酒を、フランスから空輸してまでありがたくいただくなどという風習は、もう止めにしませんか。
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