ひとつは、地球から約40光年離れた赤色矮星(わいせい)の周りを回っている地球の2.7倍の大きさの惑星に大気と氷を発見したというもの。(※1)
惑星「GJ1214b」(どこかのパスワードのような名前!)は、「表面の温度が200度前後で、大半が氷で構成されている」そうです。
イマジン(想像してごらん) 沸騰しているのに、氷で覆われている世界を!
ちなみに、質量が地球と大差ない太陽系外の惑星のことを「スーパー地球」というのだそうです。(まるで近所のスーパーマーケットのような!)
もうひとつは、理論上その存在が予測されているヒッグス粒子が、宇宙を満たす謎のダークマター(暗黒物質)と同じものであるという新理論。(※ 2)
証明されれば「宇宙は5次元以上ある」ことになるのだそうです。
まずは「ヒッグス粒子」。
質量の起源とされ、普段は姿を現さないが他の粒子の動きを妨げることで質量が生まれるとされる未発見の素粒子のこと。
そして、「ダークマター」。
宇宙にある見えない物質のことで、宇宙全体の物質エネルギーの23%を占めるとされています。
《我々が見ている世界はたった4%のバリオン(水素やヘリウムなどの普通元素)でしかなく、73%を占める真空の中にエネルギーがたまって膨張を加速させている物質「ダーク(暗黒)エネルギー」は、その存在すらまだ確認されていない》。
宇宙は、光を出さない安定したダークマターで満ちていて、宇宙を4次元(時間+空間)ではなく、5次元以上と考えた場合、「ヒッグスは崩壊せず、電荷を持たない安定した存在」になることから、ヒッグス粒子=ダークマターとなるのだそうです。
イマジン(想像してごらん) 普段は姿を現さないのに、他の粒子の動きを妨げることで質量となる見えない物質を!
イマジン(想像してごらん) われわれの目にしている広大な宇宙が、それでも宇宙全体の4%でしかないという現実を!
イマジン(想像してごらん) 5次元「以上」という世界を!
ちなみにダークマターには、熱い(ホット)と冷たい(コールド)があるそうです。
※1 時事通信 2010年1月3日
※2 読売新聞 2010年1月5日
参考:四次元、五次元の説明
見えてきた!宇宙の謎。生命の謎。脳の謎。(2006.3.21 )
エポックメーキングな映画 (2009.12.27)