2010年01月14日

男と女 W

ルイ・マル監督の映画「ダメージ」。

愛する妻と幸せな家庭があり、大臣の椅子さえ約束された大物国会議員が、突然現れた息子の恋人(ファムファタールな女)と恋仲となり、情事を重ねた末に、家庭も地位も、最愛の息子までも失ってしまう ---

北アイルランド自治政府首相の妻が、39歳年下の青年と不倫していたというスキャンダル。

妻が青年に援助していた事業資金5万ポンド(約740万円)を申告せず、首相も報告を怠った責任を議会で追及されたこともあり、自治議会議員である妻は議員を辞職し、首相は「父として夫として、家族の問題に対処するために時間をあてる必要がある」として一時的(6週間)に首相職から離れることになったようです。

映画のラストシーン。
すべてを失い砂漠の地で一人さびしい姿をさらす男は、事件の後一度だけ、あの女を見かけます。
しかし、そこに居たのはごく普通の「女」でした。

不倫の事実を認めた首相の妻は自殺を図ろうとさえしたようですが、青年との関係は昨秋には終わっていたという報道もあり、首相の妻にとってその青年が身を滅ぼすほどの「運命の男」であったのかどうか。

参考:2010年1月12日 ロイター


男と女 (2007.2.2)
男と女 U (2007.2.11)
男と女 V (2007.2.14)
posted by カーサ at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | エトセトラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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