2010年02月04日

瞬間速度70km、平均時速50 km以上で走れるヒューマノイド

アメリカの大学の研究チームが発表した試算によると、人類が走って出せる速度の限界は、平均時速にして約50 km(秒速14m)、瞬間的には約69キロ(同19.3m)だそうです。

速く走れば走るほど、地面をける力より、接地時間を短くすることが難しいため、この数値になったようです。

ジャマイカのウサイン・ボルト選手の陸上100メートルの世界記録9秒58は、平均時速約37.6 km(秒速約10.4m)、瞬間時速は40 km台半ば。

ロボットの特徴のひとつに「人間の能力を超える」ということがありますが、(漫画「エイトマン」の時速3000kmというのは置いといて)将来「瞬間速度70km、平均時速50km以上で走れる」ことが二足歩行型ロボット(ヒューマノイド)の目指すべき数値になっていくのかもしれません。

ちなみに現在、二足歩行型ロボットの最高速度はトヨタが開発したロボットの時速8km (ASIMOは6km)です。

参考: 時事通信 (2010年1月26日)

別次元のロボット (2008.8.23)
日本の文化としての二足歩行ロボット (2009.7.23)


posted by カーサ at 20:40| Comment(1) | TrackBack(0) | ロボット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨年10月の国際会議(IROS2009)でホンダの研究者がASIMOによる時速10kmの走行を発表していますので,現在これが最速です.

T.Takenaka, T.Matsumoto, T.Yoshiike and S.Shrokura
Real Time Motion Generation and Control for Biped Robot -2nd Report: Running Gait Pattern Generation-
in Proceedings of the 2009 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems, pp.1092-1099, 2009.
Posted by 梶田秀司 at 2010年04月06日 21:11
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