開催地も北半球の雪が多く降る地域 (欧米、他は日本)に限定されてきました。
夏季オリンピックで野球とソフトボールが「環太平洋の特定地域以外では盛んに行われていない」という理由でオリンピック競技から除外されましたが、
例えば、スケルトンやバイアスロンをはじめ、スキーフリースタイルのスキークロスやエアリアル、スノーボードのスノーボードクロスやパラレル大回転、スピードスケートの団体パシュートなど、「4年に一度」の冬季オリンピックでしか目にしない競技が数多くあり、しかもそれらに出場する大多数の選手は極めて限られた地域の選手たちです。
また、素人には技術の差がわかりにくいフィギュアスケートには、選手にとっては名誉でも今ひとつ競技でもないのに行われる理由がわからないエキシビションさえあります。
トップ選手も多くの一般参加者も、また応援する人皆が楽しめる「東京マラソン」と比較しても仕方ありませんが、冬季オリンピックは、多くの競技が「非参加型」の限りなくビジネスに特化したTVショーであると改めて感じました。
そこには世界の多くの人の生活や人生の延長線上とはかけ離れてしまったスポーツの負の面があります。
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