僕の世代の多くがそうだと思いますが、ノストラダムスの大予言が、未来イメージのピークでした。
それは、1969年のアポロ11号の月面着陸から始まり、
ジョージ・オーウェルの「1984年」、
ハーレー彗星の地球接近(1986年)を経て、
1999年7月のノストラダムスの大予言に至る年月。
そして人類は滅亡しないまま、
コンピューターの「2000年問題」でから騒ぎし、
映画「2001年」を超えられないまま、
2003年4月7日の「アトム」の誕生日を、商売にしてしまいました。
2020年を時代設定にした映画「ブレードランナー」。
雨に濡れる新宿の街並みを見るたび、その景色だけは2020年を待たずに可視化しています。
子供の頃思い描いた未来と、未来の今は違うけど、多くの先人たちが描いた暗い未来よりは、ずっと明るい未来かな。