「介護福祉の現場で活躍するソフトなロボット」の5年後の実用化を目指しているそうです。
介護現場でのロボットのニーズは高く、製品化も期待されていますが、人間を抱き上げる行為は大変デリケートなだけに実用化までにはさまざまな困難があります。
介護ロボット実現のため日々努力している研究者の姿を知っているだけに、安易にケチをつけようなどとは思わないのですが、ことこの「RI−MAN」に関しては、あえて突っ込みをいれさせていただきます。
まずなんで、名前が「リーマン」なのでしょう。
理化学研究所の「RI」からでしょうか。
「リーマン」といえばいまどきは「サラリーマン」を思い浮かべます。
なんであんな顔形なのでしょう。
50年前のロボットならいざ知らず、いまどきあのデザインはありえません。
なんで予告編ビデオがあるのでしょう。
コンパクトな内容で、出来も悪くはありませんが、研究者の趣味なのでしょうか。
「RI−MAN」は、まだ研究開発の段階とはいえ、世間との感覚のズレが気になります。
科学は社会と共にあり、研究費も税金から捻出されていることを、研究者にはいつも感じていてほしいと思います。
「よいものをつくればそれでよし」という感覚は、ことロボットにおいては、It doesn't stop?
<つづく>