2010年11月01日

アイディアはシンプルだが、効果的で強力なロボット

先日アメリカで発表された、なんでも掴めて、操作できるロボット

砂のような粒子が液体に似ている性質から、固体へと変化する「ジャミング転移」現象(※1)を利用して、事前にモノの形状がわからなくても(※2)、細いペンから、水の入ったコップ、やわらかい生卵まで持ち上げることができます。

生卵のようなデリケートなモノを持ち上げる場合、圧力が弱ければ落ちてしまうし、強すぎればつぶしてしまいます。このロボットは生卵全体を適切な圧力で掴み、持ち上げることができるのです。

人間の生活環境下でロボットを動かすために、日本ではロボットが扱いやすいハンドルなどを開発する「ロボットのためのユニバーサルデザイン」の研究が行われています。

これはロボットの「指」(ハンド)の形状に合わせてモノをデザインするというアプローチで、これはこれで非常に現実的な手法だとは思いますが、このアメリカのロボットのような、形状がわからないなら、わからないなりになんとか対応させてしまおうという、なんとも力づくな逆転の発想が素晴らしいと思いました。

まったく、「アイディアはシンプルだが、効果的で強力」です。

(※1)粉体は密度が低い場合は流動するが、密度が高くなると流動性を失い、固体のようになる
(※2)粒子を詰めた袋がモノに密着すると、粒子間の空気を掃除機で吸い取り、モノの輪郭に沿った形で固定される

参考 WIRED VISION(2010年10月27日)

逆転の発想の遺伝子 (2007.4.10)
本当の想像力 (2009.5.24)
テクノロジーを用いて大きな問題を解決する (2010.10.15)
posted by カーサ at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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