犯人探しや、情報管理の甘さ、中国側の対応など様々取り沙汰されていますが、動画共有サイトから発信された情報をマスコミが取り上げ、それが多くの人の知るところになるという構図が、あらためて浮き彫りになりました。
これまでも、動画共有サイトにUPされたペットや災害などの映像がTV等で放映され、より広範な人に知られるケースはありましたが、今回ほどの衝撃は初めて。
ケータイやデジカメで、あるいは防犯カメラにより、誰もが簡単に、しかも高画質で映像を記録できる時代。
動画共有サイトに流れた情報をマスコミが後追いするケースは、今後もますます増えることと思います。
それは今回のように国の体制を揺るがす情報クーデターから、政治家・芸能人のスキャンダル、職場の不正、学校への怒り、家庭内不和まで、公私を問わず、情報の価値の優劣を問わず、公平に平等に、動画共有サイトを通して「衝撃告発」は発信され続けていきます。
それを留める方法はありません。
私たちはいつの間にか、ネットを通じて告発し合う時代に生きています。
ちなみに犯人は、アフガニスタン戦争に関するアメリカ軍の機密情報がインターネット上に大量に流出した事件をヒントにしたのかもしれませんね。
※YouTube 尖閣沖中国漁船衝突映像
エンテン・アラビアンナイト (2007.10.7)