今年の1月にオープンしているのですでにご覧になった方も多いかと思います。
玄関、リビング、寝室、バス・サニタリーなどそれぞれ良く出来ていますが、「環境とユニバーサルデザイン」をテーマにしているだけに、家全体が住む人と環境にとって快適で、使いやすいように設計されています。
(もちろんモデルハウスなので、生活感はなし)
特に、「キッチンナビ」を搭載したキッチンスペースは、セキュリティ、ネットワーク、エネルギーマネジメントなど情報の管理センターとして位置づけられており、とても印象的でした。
環境とユニバーサルデザインの先には、間違いなくロボットと暮らす生活があります。
それは、中央大学の木下氏が述べているように、「健常者、体の不自由な人、ロボット」が共存する空間です。
とはいえ、モデルハウス並の大きな家やはじめからロボットとの共生を意識した作りでないかぎり、WAKAMARUのようなホームロボットといきなり暮らすのはかなりハードルが高いことに思われます。
既存の住宅を考えた場合、個々の部屋のロボット化と家全体をコントロールするスペース(キッチン又はリビング)のロボット化が、次のステップになるのではないでしょうか。
きっとその頃には、部屋を動き回って掃除するロボットや洗濯物をきちんとたたんでくれる洗濯ロボット、食事後の食器の片付けをしてくれるテーブルウェアロボットなど、家電を進化させた役立つロボットたちが活躍していることでしょう。