2006年05月20日

「市場」としてのロボット

先日、ロボット政策研究会の報告書が発表されました。
今後のロボット政策についてとてもわかりやすくまとめられています。

まず、ロボットを
「人間の活動領域を拡げうる技術・製品」と位置づけ、
そして、
「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム」のことを「ロボット」と定義しています。

「ロボット」のイメージは、「検索ロボット」から「ヒューマノイド型ロボット」まで非常に幅広く、これまでもいろいろな定義づけがなされてきたのですが、
ここではロボットを「カタチ」ではなく、

市場で必要とされる機能を発揮するために要素技術を統合したもの」

として、3要素あれば自動車や情報家電もロボットとみなし、ロボットを広い視点で捉えていこうとしています。

これは、ロボットの市場を拡げていく上でとても大切な「見方」です。

この定義を踏まえ、報告書は今後のロボット政策の方向性に関し、
@市場環境の整備
A安全性の確保
B具体的な用途を想定したロボット技術開発
を提言しています。

<つづく>

ちなみにロボカーサ・ドットコムでは、
「ロボット単体のイメージにとらわれることなく、人間の要求や環境によって作動、または人間の行動を自動的に支援する商品」
としてのロボットを紹介し、車、家を含めた空間のロボット化や人間のロボット化により、今後我々の暮らしはどう変わっていくのかについて取り上げています。


posted by カーサ at 11:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボティック・ミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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