重大事故があった際、なにより大切なのは当事者の素早い対応。
住民を対象にした事故に関する説明会で、製造元のシンドラーエレベータ社からの説明は何もなかったようです。
シンドラーエレベータ日本法人は、本社からの指示を待つのではなく、安全性確保と原因究明の作業を即刻すべきだし、少なくとも発表すべきです。
亡くなった高校生は、娘の同級生でした。
さぞ無念だったでしょう。
エレベータによる殺人と思うのが、自然な感情です。
シンドラーエレベータ社のホームページには、以下の言葉が載っています。
サービスカンパニー“シンドラー”
シンドラーエレベーターは、メーカーであるとともに、サービス会社でもあります。お客様に昇降機を常にベストな状態でご利用いただけるよう、24時間365日いつでも迅速なサービスをご提供します。
<つづく>
参考 : 「ロボットとリスクマネジメント」の項 (2/2)
犠牲になってしまった高校生が娘さんの同級生だったということで、かなりのショックを受けられたことと思います。お察しいたします。
エレベーター自体の問題もさることながら、“前科”のあるエレベーターが放置されていたという点も気になるところです。今回の事故を、メーカーを責めるだけに留まらず、類似する事案の再発防止に役立つことを祈るばかりです。