食のカルフールや化粧品のセフォラは、華々しく日本デビューしましたが、業績不振になると、あっさり日本を捨てました。
エレベータは、ビルやマンションを利用する際の「日常の足」であり、また「便利で、なくてはならない」ものだけに、今回の事故に関して様々な意見があります。
シンドラーエレベータ社の日本におけるエレベータのシェアは、数パーセント。
グローバルな視点で見れば、今回の事故をきっかけに、メンテナンスを国内メーカーにまかせて、日本から撤退することも十分考えられます。
今後、ロボットが本格的に普及すれば、メンテナンスが義務付けられ、ロボットメーカーや保守管理業者だけでなく、防犯や清掃、環境やエネルギーを含め建物全体をロボット化するシステム供給事業者に対しても、部品供給者として製造物責任を負うことが検討※されています。
今回のエレベータ事故の教訓が、ロボットの安全性確保を考える上で、十分に生かされるといいのですが。
※「ロボット政策研究会 報告書」(2006年5月)
参考 : 「効用」のないロボットなんて (5/23)
市場としての「ロボット」 (5/20)