2011年05月29日

今日はそういう夜だったということだ

欧州チャンピオンズリーグ決勝、FCバルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドの一戦。

「美しいサッカーで勝つ」。マンチェスター・ユナイテッドを圧倒し、観る者誰をも魅了したバルセロナのパスサッカー。
TVゲームかと錯覚するほど、ワンタッチで次々にボールを回し、メッシがここぞの場面でドリブル突破で、枠内へシュート。

バルセロナのボール支配率は63%。パス精度もシャビがパス136本中124本、イニエスタが107本中98本を成功させ、守っては世界屈指のフォワード、ルーニーら多数のスター選手を擁するマンU相手に、枠内へのシュートはわずか1本、コーナーキックは1本も許さなかったという。

マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督をして、次のようにいわしめたほど。
「現在のバルセロナは、わたしがこれまで見てきた中で最高のチームであることは間違いない。この試合に関して言い訳を見つけようとは思わない。今までわれわれをここまでたたきのめした相手はいなかった。
とにかく、我々は完敗した。それ以外に形容の仕方がない程の完敗だった。チームはもっとやれると思っていたが、相手の力量が上だったということ。至ってシンプルなことだ」

サッカーをする者誰もが、この日のバルセロナのようなプレイをしたいと思ったことだろう。
それが、どんなに望んでも、かなわない夢だとしても。

そしてまた、ファーガソン監督の次の言葉にもきっと励まされたことだろう。

「しかし恥じることはない。常に、自分達よりも実力が上のチームと対戦することで、自分達の力を伸ばしていく。今日はそういう夜だったということだ」

同じ日、FCバルセロナに最も近い日本のチーム、鹿島アントラーズは広島に終了間際得点を許し敗北。長いトンネルを抜け切れないでいる。


鹿島3連覇のベースとなったもの (2009.12.5)
posted by カーサ at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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