被災地の避難所に「パロ」を持参したら、とても喜んでもらえたということは、大和ハウス工業の担当の方からはお聞きしていました。
「パロ」は一体35万円。
それを50体・2年間無償で貸し出すと聞くと、ずいぶん太っ腹なと思うかもしれませんが、大和ハウス工業は被災地の仮設住宅の建設を請け負っていますし、また、グループ企業には病院や介護施設のコンサルを行うシルバーエイジ研究所や有料老人ホームを運営する寿恵会などもあり、「パロ」の無償貸与を通じて、行政や地域コミュニティとのより一層の結びつきを考えての事かと思います。
「パロ」と触れ合うことで深い心の傷や哀しみを負った人が少しでも癒され、一時でも不安を忘れることができるなら、それはとてもうれしいこと。
被災された高齢者全員に国から「パロ」の無償提供があってもいいくらいです。
これを機に、具体的に何に役立つのかはわからないけれど、そばに居ることで、気持ちを明るくするコミュニケーションロボットの活用がもっと増えればと思います。
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