2006年07月19日

ヒズボラ・ロボット・アタック

東ヨーロッパ、モルドバの東の地域に、沿ドニエストル共和国というちょっと変わった名前の国があります。
「ドニエストル川沿い」にあるから「沿ドニエストル」。

しかし、この国はロシア以外の国からは国家として承認されていません。
事実上のロシアの傀儡政権で 旧ソ連軍が備蓄した膨大な量の武器を保有しており、イランやコソボ自治州などへの武器密輸疑惑で国際的な非難を受けています。

先日、レバノンのシーア派組織ヒズボラが、爆発物を搭載したリモコン式無人機でイスラエル軍艦を攻撃。死傷者がでました。

これまでイスラエル製無人機によるミサイル攻撃は知られていましたが、今回ヒズボラが無人機攻撃に成功したことで、戦場での無人機利用がますます活発になることが懸念され、世界の紛争地域に拡散する可能性があります。

日本が国家として認めていない北朝鮮、台湾、北キプロスなどはもちろん、世界には沿ドニエストル共和国のような事実上独立した地域(アチェ・スマトラ国、南オセチア共和国、コソボ自治州など)や
独立を主張している地域(チェチェン共和国、イスラム教徒ミンダナオ自治地域、スペイン・バスク国)など多数あり、それぞれ火種をかかえています。

日本の航空自衛隊は、イラクのサマーワから陸上自衛隊が撤収したことを受け、7月末から新たにバグダッドとアルビルの2か所とクウェート間で、国連の人員・物資輸送を行います。

国際貢献としての自衛隊派遣、これからが心配です。

参考項目 : ロボット兵器の行方(7/14)



posted by カーサ at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット・アンダーワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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