2006年08月14日

どれも大事。でも市場ニーズがあるのは・・・

<つづき>
災害レスキュー、原子力プラントメンテナンス、宇宙・海洋などの特殊環境下は、ロボットの活躍がもっとも期待され、またロボットの存在意義が一番明確になる分野。

人間にとって危険な状況を避けるところに、そのニーズがあります。

ただし、技術の高度化による我が国の産業競争力向上には貢献するものの、いずれも「特殊な環境」なだけに、ユーザは限定されがち。

そんな中、市場ニーズもあり、またユーザも多いのが、建設・土木の分野。


建設物解体時の作業員の安全や危険物の飛散防止、廃棄物処理に伴う分別・再資源化など、日本のいたるところに「人間にとって危険な」 = ロボットが活躍できる、「作業現場」が溢れています。

技術的困難さやコスト的課題など多くの問題は、もちろんあるでしょう。
また脚光を浴びる災害レスキューロボットなどの必要性にも異議はありません。

でも、裾野の広さと影響力、また市場ニーズを考えたとき、「特殊環境」におけるもっとも重視すべき分野は、きっと地味な「建設・土木」でしょう。
<つづく>]


posted by カーサ at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボティック・ミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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