一言で言うと、北口は賑やかな繁華街。南口は落ち着いた文教地区。
これは駅を挟んで北側が(主に)船橋市、南側が習志野市という行政の違いからきています。
その北口で、長年街頭演説をしてきたのが、民主党新代表に選出された野田佳彦氏。
大臣になるまで25年続けてきたそうで、僕も時折(通常は南口を利用しているため)マイクを持って演説する野田氏の姿を見ていました。
一口に25年といっても、それは大変な年月。
通勤の忙しい時間に、主義主張をじっくり聞いている人などほとんどいません。それでも自分の想いを訴え続けていくには、相当の覚悟と忍耐、気力が必要なはずです。
まさに「鍛錬」といってもいいと思います。
民主党代表選挙での5人の候補の演説を聞きましたが、野田氏の演説には現場叩き上げの力強さがあり、「鍛錬」の成果がいかんなく発揮されていると感じました。
野田氏の父親は日本の最先鋭部隊として知られる習志野第一空挺団。
「習志野」の由来は、明治天皇が陸軍演習を観た後、指揮官の篠原國幹少将を称え、「篠原に習え」と演習地を「習志野原」と呼んだことから名づけられました。
軍郷から平和都市になった戦後も「修練・鍛錬の地」という気風が昭和の時代くらいまでは残っていました。
野田氏には、ひとつひとつ成果を積み上げ、その結果「野田に習え」と言わしめるほどの活躍を、期待したいと思います。
小さい街の全国レベルでの活躍 (2011.8.13)