先日発売されたレクサス「LS460」。
レクサスの旗艦車として、また突出した先進技術車として、あらゆる面で注目されているクルマです。
LS460は、プレミアムカーでありながら、これみよがしの派手な外観や豪奢な内装というわけではありません。
匠なデザインや高級素材は「時間」と共にじわじわと効いてくるつくりになっています。
そして、LS460と共に過ごす「時間」を重視し、
「おもてなしの心」という相手を気遣う繊細な気持ちをそのコンセプトにしています。
LS460は、「駆け抜ける歓び」や目をみはる豪華さはないけれど、日常の生活にクルマだけが突出することなく、ごく自然に「時間」を共有できるクルマ。
大量生産大量消費の代名詞であった自動車産業のトヨタが、
老舗の高級旅館の精神を世界規模で行おうというわけですから、ブランドの確立までにはそれなりの時間はかかるでしょう。
また、売り上げを巡っての葛藤もあることでしょう。
LS460の本体販売価格は、770万円〜965万円。
上質でここちよい「時間」を共有できるならロボットにそれぐらいのお金を出しても良い。
そう思わせるプレミアムロボットの登場は、まだまだ先のようです。
参考コラム :
ロボットとCRM (1/15)
プレミアムロボット (1/18)
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