2006年10月07日

サマンサの魔法

こどもの頃、「コンバット」「名犬ラッシー」「アイ・ラブ・ルーシー」などのアメリカのTVドラマをよく観ていました。

特に「奥様は魔女」は、魔法を操る主人公のキュートなしぐさや冒頭のアニメーションなど、とてもおもしろかったという印象があります。

その「奥様は魔女」がNHKでリバイバル放送されています。

初回を見て、あらためていろいろなことがわかりました。

3回ぶつかったことからサマンサとダーリンは結ばれたこと、
ダーリンは広告代理店に勤めていて、結構セレブな生活をおくっていたこと、
ダーリンはテキサス出身であること、
そのためか魔女は黒い帽子とマントをつけていると思っていたこと 
エンドラ(サマンサのママ)が魔女の姿を借りて人間世界をシニカルに語っていること、 などなど。

1964年〜1972年にかけて放送されていただけに、ハッピー・コメディ・ドラマを装いながら、当時の社会情勢を強く反映したつくりになっていたんですね。

映画「シザー・ハンズ」や「アップルゲイツ」をほうふつさせる、明るくキッチュな服装や室内インテリア、そして今見てもすばらしいキッチン家具と電化製品。

サマンサが次々にくり出す魔法は、蘇生により3001年の脅威的な科学技術を目の当たりにしたフランク・プールの言葉を思い出させます。

「充分に発達したテクノロジーは、魔法と見分けがつかない」

参考 : 「3001年終局への旅」(アーサー・C・クラーク)
posted by カーサ at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | エトセトラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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