その中で、「ハッカーウエー」と呼ぶ独自の文化について、述べています。
意訳を含めて紹介すると、
1.素早い実行は完璧に勝る
何日もかけて「新しいアイデアは実現可能か」「最良の方法は何か」を議論するよりも、まず試作品を作り、どうなるかを観察すること。
2.自ら手を動かす
根回し(上司への機嫌取り)や、部下を管理することだけを仕事と思うのではなく、自ら手を動かすこと。
3.最も重要な問題の解決に焦点を合わせる
もし最大のインパクトを与えたいと考えるのなら、最も重要な問題の解決に焦点を合わせること。
4.速く動く
速く動くことでより多くのものを作り、速く学べる。
多くの企業は、失敗を恐れ、動きが遅い。しかし、速く動かなければ、失敗することもない。
5.大胆な決断
素晴らしいことをなし遂げるためには、リスクをとる必要(大胆な決断)がある。
多くの企業は本来やるべき大胆な選択を避けるが、最大のリスクは、リスクをとらないこと。世界の変化スピードは速く、リスクをとらなければ失敗が待ち受けている。
6.オープンな世界
より多くの情報があればよりよい選択ができ、大きなインパクトを与えられる。
7.人びとの結びつきを強める
オープンにすることで、人びとの結びつきを強め、人と人との関係性を重視すること。
モノづくりはITのようにはいかないよ、というロボット関係者の声が聞こえてきそうですが、最近、ロボットに関わる大企業の担当者と会うたび、あなた方は一体どこをみて(誰のために)仕事をしているのかと、ザッカーバーグの手紙を渡したい気持ちになります。
参考:日本経済新聞(2012.2.2)
歴史の転換真只中に (2011.2.1)
40と56 (2011.10.7)