その展覧会を観てきました。
奈良・平安時代の堂々とした作品から、江戸時代の円空(えんくう)・木喰(もくじき)のユーモラスな作品まで、その数146体。
圧巻です。
それはまるでロボットの静展示のよう。
全身オーラ全開の「菩薩半跏像」や「十一面観音菩薩像」、
顔面が裂け、中から仏の顔が覗く「宝誌和尚立像」などは、レプリカントさながらの異様さです。
また、円空や木喰の仏像には人間への深く暖かなまなざしが感じられ、見ているだけで幸福な気持ちになります。
ロボットの造形を考えるうえで、多くのヒントがあるのではと感じました。
ちなみに、最近若い女性に流行っている「お団子頭」。
その原点でもある仏像の鬘。
トンでもなく奇抜で多彩な「お団子頭」も同時に楽しめます。
参考コラム :「若沖と環境インタラクション」 (8/20)