先日開催された産学官連携サミット。
講演者の一人、東京大学総長の小宮山宏氏が東京大学で進めている「病院を中核にしたイノベーション」について、軽く触れていました。
病院は、病気の治療(医薬)はもちろん、経営(経済)、安全(法律)、食事(農)、医療器械・建物(理工)、 サービス(文)とさまざまな領域にまたがる社会の縮図。
大学が病院を持っていることを最大限利用して、「大学病院をプラットフォーム」にした先端医療産業の創出を目指すそうです。
東大が大手企業7社と進める「少子高齢化社会と人を支えるIRT基盤の創出」でも大学病院でロボットの実証実験をすることでしょう。
また、病院を持たない東京工業大学でも低襲侵組立式手術ハンドや縫合器などの手術支援ロボットを東京医科歯科大学と協同で開発を始めています。
今後、理工系大学と医科系大学、また総合病院との医工連携がますます強まっていくようです。
<つづく>