2007年01月02日

指数関数的に加速した先

元旦にNHK BSで「未来への提言」が再放送されていました。
発明家、起業家のレイ・カーツワイル氏が「テクノロジーの進化を予言する」として登場しています。

カーツワイル氏は21世紀のキーテクノロジーとして遺伝子工学、ナノテクロジー、ロボティクスを挙げており、特にナノテクとバイオテクが融合した超極小ロボット「ナノボット」が人体内部を駆け巡ることで、人間の寿命が劇的に延び、また身体能力が増幅される、としています。 

カーツワイル氏が1999年に出版した「スピリチュアル・マシーン コンピュータに魂が宿るとき」(翔泳社)の中で、
テクノロジーは、本質的に加速的プロセスであり、テクノロジーの進化は指数関数的に加速する。
2029年には1000ドルのコンピュータが人間の脳1000人に相当する計算能力を持つようになる」とし、
その先には、ナノボットなどにより強化された肉体(ハードウェア)を得た人間の脳(ソフトウェア)は、
「最終的にハードウェアとその寿命から独立したものになり、人間の不死性は、頻繁に注意深くバックアップをとるという問題に変質する」と述べています。

つまり脳はソフトウェアとして「不死の生命体」になる、というのです。
<つづく>
posted by カーサ at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット・アンダーワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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