「バベル」は未見なので、菊池凛子の演技がどの程度なのかわかりませんが、「硫黄島からの手紙」は製作側の志はすばらしいとは思うものの、「作品賞」に値するかは疑問だったので、結果は順当かなと思いました。
とはいえ受賞した「ディパーテッド」もリメイクなので、監督からすると複雑でしょう。
今回もスポーツイベント同様、日本のマスコミは騒ぎ過ぎです。
それより、昨年のディカプリオもそうでしたが、トヨタのプリウスや電気自動車で会場に乗り付けたハリウッドスターが目立ちました。今回は特にドキュメンタリー部門で地球温暖化を取り上げた「不都合な真実」が受賞したこともあり、より効果的なキャンペーンになりましたね。
キャンペーンを仕掛けたのは、ゴルバチョフ元ソ連大統領が主催する環境保護団体「グローバル・グリーン」の米支部。環境にやさしい自動車を、環境意識の高いスターに貸し出しました。今年で5回目だそうです
スマートで、非常に効果的なキャンペーンだと思います。
かつてグリーンピースと仕事をした際も思いましたが、欧米のNGOの問題訴求のやり方は本当にうまいです。
参考コラム : グリーンフリーズ (06.1.12)
硫黄島の彼方 (1/14)