有識者、国民、科学者などの意見を集約して、今後20年間にわたって国の活力とするイノベーションの全容を、高市早苗担当大臣が自ら書いた「序文」、会議座長の黒川清内閣特別顧問の「基本的考え方」、2025年の姿を描いた「伊野辺家の1日」、20のイノベーション代表例など、81ページの報告書としてまとめています。
特に高市大臣の「序文」、黒川氏の「基本的な考え方」は、共に強い情熱と気概を感じる実に迫力ある内容であり、すばらしい文章だと思います。
是非全文をじっくり読んでみてください。
あなたにお子さんや若い人が居るなら、是非読ませてあげてください。
あなたが教育に携わる方であるなら、ちょうど卒業式、入学式の季節でもあります。児童や生徒に話てあげてください。
あなたが企業経営者や上司なら、新入社員や若い部下に読むことをすすめてください。
そして、あなた自身が創造的破壊者となるよう、自ら変革を試みてください。
イノベーションとは、単なる技術革新ではなく、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会システムを刷新させること。
簡単なことではないと思いますし、中間とりまとめでもその困難さを謳っています。
でも大臣が述べる、
「日本人の価値観の大転換」を求めることになるかもしれない新たな挑戦は、政府が傷だらけになる覚悟と勇気を持って国民に問題提起をし、目指すべき日本の未来像を国民と共有する努力をしなければならない」
という言葉を信じてみたいと思います。
子供の頃、夢見た21世紀はとうに始まっているのですから。
<つづき>
参考 : 第6回産官学連携サミット
参考コラム : 最難問 人のin + novare (06.11.26)