2007年03月25日

マイワシ・ジェノサイドに見る歴史の必然

フォレスト・ウィッテカーがアミン元大統領に扮して今年のアカデミー賞主演男優賞を受賞した『ラストキング・オブ・スコットランド』。

ウガンダではアミン元大統領が統治した8年間で、およそ50万人が消息不明になったといいます。
ナチス、スターリン、ポル・ポト、ピノチェトなど人類はこれまでもジェノサイドを繰り返してきました。
またステラーカイギュウ、ニホンオオカミなど、多くの種を根絶したのも、人間でした。

最近の日本でも2つのジェノサイドが報道されました。

ひとつは、水産庁によるマイワシ・ジェノサイド。
マイワシは、90年代に入り激減したため、「許容漁獲量」を講じていたにもかかわらず、02年の許容量2万8千トンに対し、約12倍の34万2千トンを捕獲。06年でさえ、許容量3万8千トンに対し、4万7千トン(11月末)を獲っている事実を水産庁が黙認しているという記事。

もうひとつは東北6県で殺処分されたクマの頭数が1900頭を超えた(1月末)という記事。
暖冬の影響もあり、人里に出没する熊も多いとはいえ、昨年度の5倍もの熊が殺されたといいます。

「環境保護」の大合唱に包まれた都会の人間の知り得ぬ現場で、人間の都合によるジェノサイドが進行しています。

繰り返し、誤りを犯すことが「ホモ・サピエンス」のサガであるなら、生命体としての地球(ガイア)からしっぺ返しがあったとしても、仕方のないことでしょう。

人間を超える知性体の登場も歴史の「必然」なのかもしれません。

参考:朝日新聞 (1/16)、河北新報 (1/29)
未来を拓く人文・社会科学シンポジウム

参考コラム: 歴史の事実 未来の数字 (05.12.20)
指数関数的に加速した先 (1/2)
チェスと皇帝と箱根駅伝 (1/3)
posted by カーサ at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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