無重力で体が浮かないようゴムひもをトレッドミルに固定して、42.195キロのフルマラソンを完走したというのもすごいですが、アメリカという国はやっぱりエンターテイメントのもつ「力」をよくわかっているなぁ、と思いました。
世界初(宇宙初?)の「宇宙からフルマラソン」というだけで、世界のメディアは飛びつき、日頃宇宙開発に興味のない人も注目します。しかも、参加するのは世界各国のトップアスリート、市民ランナーが出場する伝統のボストンマラソン。舞台は完璧です。
マラソンはゴールに至るまでの間、5キロごとのラップタイム、ゴールに向けてがんばるランナーの姿、完走時間など、さまざまな情報を発信することができ、なにより、42.195キロを走り抜けた「感動」を伝えることができます。
「感動」は人々の心に深く残り、共有され、やがて共鳴へと変わります。
しばし人生にたとえられる「人間くさい」マラソンというスポーツを通して、NASAは非常に効果的なパブリシティを行ったと思います。
ヒューストンの管制官も「最後の心臓破りの丘だ。その調子で頑張れ」などと激励して、イベントの盛り上げに一役かったようです。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)も予算が減らされ大変だと泣き言を言う前に、こうした費用対効果が高く、なにより生き生きとしたイベントを仕掛けてほしいと思います。
参考コラム :
バブルの扇子は宇宙で花開く (06.12.17)
同じ轍は踏まぬよう (06.11.16)
私の芸能サイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。
紹介記事は
http://rukanews0003.blog96.fc2.com/blog-entry-202.html
です。
これからもよろしくお願いいたします^^