2016年06月06日

はじめの一歩


スイスで行われたベーシックインカ(BI)導入の可否を問う国民投票。
結果は予想通りの否決(賛成は23%)。

それでもベーシックインカムが国レベルで議論された意味は大きい。

スイスの人口は約834万人。これは愛知県(約748万人)より多く、大阪府(約883万人)よりは少ない人数で、
今回、スイス国民約200万人がBI導入に賛成したことになる。

スイスの国民総生産額(GDP)は、約6650億ドル。東京都(約8190億ドル)より少なく、大阪府(約3240億ドル)よりは大きい。

ちなみに来年、BIの社会実験を予定しているフィンランドは、
人口(約548万人)、GDP(約2996億ドル)。
これはそれぞれ、北海道(約538万人)、埼玉県(約2500億円)に近い。

AGIを含むロボットテクノロジーの劇的進展により、社会保障のあり方が今後問われていくことになると思うが、国単位でのBI導入に時間がかかるのであれば、市町村、特に人口減少、少子高齢化に直面している町村レベルで、テクノロジーによる地域振興とBI導入による社会保障を両輪で社会実験する自治体が出てきてほしいと思う。





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