2007年08月02日

飲んだら飛ぶな 宇宙禁酒法

映画「ライトスタッフ」で描かれているように、アメリカで宇宙開発が始まった当初、過酷な打ち上げに耐える体力と不測の事態への対処が必要なことから、軍のテストパイロットが宇宙飛行士になることが多かったようです。
そんなテストパイロット出身の宇宙飛行士の間では飲酒飛行が結構行われていたといいます。

最近でもその「伝統」が受け継がれていたことがNASAの外部委員会から発表されました。

飲まずにはいられないほどのストレスがあったのか、単なる大酒飲みだったのか、詳細はわかりませんが、少なくとも2件あったようです。

外部委員会は、「飲んだら飛ばない」という規律を徹底させるため、文書化することを提言しています。

もっとも、宇宙空間で飲む酒はあまり「美味くない」という話を聞いたことがあります。
でも、だからといって積極的に美味しい宇宙酒を研究しているわけでもなく、任務に支障があるからあえて公表しないというところが真実なのかな。

今後、長期に渡る月探査や火星探査が本格化すると、酒を飲んだ人間による不測の事態(ヒューマンエラー)を懸念する当局により、「宇宙禁酒法」が制定されるかもしれません。

でも飲むなと言われれば余計飲みたくなるのが人間の常。
必ず「法」を破る輩が出てきます。

そうなると、酒を飲まずに任務を遂行できるロボットがますます重宝されるかもしれませんね。

参考 :
男と女 U (07.2.11)
宇宙を駆けるパブリシティ (07.4.19)
必要なのは、宇宙日本酒 (07.6.28)

posted by カーサ at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | エトセトラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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