2007年12月07日

RTの切り分けと民俗学的アプローチ

(つづき)
2007国際ロボット展で行われた「川上川下ロボット・ビジネスセミナー」。

ロボットビジネスが振興していくにはどうすればよいか、行政、メーカ、ユーザから発表がありました。
その中で、岐阜県各務原市にある早稲田大学WABOT - HOUSE研究所の小笠原伸氏が、他のスピーカーとは違う視点カで、地域におけるRT(ロボットテクノロジー)のビジネス振興について述べていました。

WABOT - HOUSE研究所は、スタート当初、ロボットによる地域振興をロボットの難しい資料や英語で書かれた論文などで謳ったため、それは自分たちと関係のない世界だと地元の人たちに思われたそうです。

そこで、寄席やクラフト展などと同じようにロボットも地域を活性化するプロジェクトのひとつであると、「WABOT - HOUSE辻説法」や子供向けのものづくり教室など、地元のNPOとも協力して地域に溶け込む地道な活動を始めました。

一発ホームランを狙うのではなく、派手ではないが、コツコツと打率を稼ぐことにしたのだそうです。

RTなんて自分たちとは関係ないと思っている地元企業には、RTは既存技術の「置き換え」であり、RTを導入することで企業の強みも増し、それが地域の防衛にもなることを訴えました。

小笠原氏は、
「映画やテレビも最初は技術畑の人を中心に製作していたが、今はコンテンツが主役になっている。
RTは既存技術のそんなところにも置き換えることができるのか、と地元企業にわかってもらうためには、いきなり全部をRTと考えるのではなく、段階的に細かく「切り分けて」その道筋を示す必要がある
と述べました。

そして、
ロボットの多くは都市型の発想である。RTが地域で産業化していくためには、民俗学的アプローチが必要なのではないか」と。
(つづく)


posted by カーサ at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。