2008年01月13日

マス出づる国

(つづき)
ヘンリー・フォードが大衆車「T型フォード」を発売して100年、松下幸之助が商標にNationalを使用してから80年、
インドのタタ・モーターズの国民車「NANO」の登場は、いまだ「マス」の勢いがある国を象徴する出来事なのかもしれません。

「NANO」は、価格10万ルピー(約28万円)、4ドア、5人乗りで、624ccのエンジンを搭載。基本モデルにはエアコン、パワーウインドー、パワステはなく、ワイパーもひとつ。

安全基準や排出規制が厳しい先進諸国でNANOがそのまま販売されることはないでしょうが、今後、中国やロシア、ブラジル、東欧など、いまだ「マス」の勢いがある国では急速にNANOのような超低価格国民車が普及し、いずれ世界シェアを獲る日がくる気がします。
(つづく)

参考 : AFP (2008.1.10)
posted by カーサ at 15:10| Comment(0) | TrackBack(0) | モビリティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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