2008年01月15日

移動する家電

(つづき)
2007年の新車販売台数(軽自動車除く)※1は、前年比7.6%減少の343万3829台で、4年連続で前年割れ。また軽自動車の販売台数※2も、前年比5.1%減少の191万9816台で、4年ぶりの減少。

これには人口の減少や若者の車離れ、ガソリン価格の高騰などいろいろ要因があると思いますが、
車を「移動する家電」くらいに捉える人が着実に増えてきていることも大きいと思います。
実際、家庭用電源から充電して走る家電のような「プラグインハイブリッド車」の実用化ももうすぐ。

今後もエネルギーの効率化、環境対策、ITSやインテリジェント(ロボット)化が、クルマの目指すべき方向であることは間違いありませんが、極論すればそれらは成熟した都市生活者を想定したもの。

インドのタタ・モーターズの「NANO」の登場は、
クルマなんて、安くて安全で、低燃費で、丈夫で長持ちさえすればそれでいいと考える、日本の地方「家電化」ユーザー層に、大きな影響を与えるかもしれません。

※1日本自動車販売協会連合会発表
※2全国自動車協会連合会発表

参考 :
生まれてから120年もすると (2006.5.29)
一日3機のジャンボジェット機が墜落 (2006.5.31)
当たり前の物を、消していくと (2006.6.1)
4つの将来のゴール (2006.6.2)
モビリティ・デバイト (2006.8.6)
「時間」を共有できるロボット (2006.10.3)
永く愛されるロボット (2006.10.11)
私のフェラーリ (2007.11.2)
ロボットの社会参加と共有空間 (2007.11.22)
posted by カーサ at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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